IMG後楽園0001

            後楽園はいつ見ても美しい

以前よりアロマテラピーに従事する者として、日本のアロマ【香道】に興味をもっていましたので
和の学校の案内を目にし、参加してまいりました。

15世紀後半、東山文化の中で芸道のエッセンスを凝縮させた文化として、独自の世界を構築
した香道は多種多様な香りを聞き(嗅ぎ)分けながら、香りそのものを楽しみ、感受性を磨く
手法であると教わりました。

受講した日の課題は【空蝉】。 五種類の香の中からひとつだけちがうものを聞き分けるようにと
五つの香炉を回されました。 言い寄る源氏の手からするりと抜け出した空蝉という人妻を想像
しながら香りにひたりましたが、残念ながら聞き分けられませんでした。  修業を積みなさいと
いうことでしょう。

その昔武士は戦場へ向かう際、希少な南アジア産の天然香木の小さなかけらを胸に忍ばせて
いたとか。 精油の効果と同じくリラックスとリフレッシュの効果が得られたと考えられます。
香木の心身に及ぼす効能や成分をもっと識る必要がありそうです。