朝夕すっかり涼しくなり、風邪引きや鼻炎の症状をうったえる方もちらほらいらっしゃいます。
9月の講座で使いましたテキストをご紹介いたします。 ボディサイコロジストおのころ心平さんの記事を
まとめさせていただきました。
使っていただきたい精油は肺を開く作用のあるユーカリ。 夏の間に冷たい飲み物で働きを弱らせた
各臓器を助けるローレルとタイム。 バジルやコリアンダーも加えてみましょう。
鼻炎・呼吸について
体内の約60兆個の細胞の状態が血液に乗り、肺に集まり、吐く息を通じて 大気へ還元されます。
自分の内側の表明ともいえ、逆に息を吸うことは外側の空気の情報を取り込んでいることになります。
鼻や喉から入った空気は気道に達し、気管が左右に分かれた後、23回の分岐を繰り返して肺胞へ
到達し、ガス交換をしてまた体外へと出されます。
肺に入る空気をうまく仕分けできそうにないと、鼻に入った段階で水で薄め鼻水として体外へ排出
しようとする反応が鼻炎といえます。
情報も空気も栄養も過剰になっている現代社会では、取り入れる(吸う)よりもはき出す(吐く)ことを
優先させましょう。
情報収集よりも情報発信を 知識を詰め込むよりも自己表明を
受け取ることよりも与えることを 吸う息よりも吐く息を大切に
肺型鼻炎
症状 鼻水 鼻づまり つーんとした感覚が鼻の奥にある
鼻水がだらだらと止まらない
上半身がコチコチに緊張している
対応策 東洋医学で肺の症状が示すのは悲しみ。 プレッシャーや焦りそして涙をこらえた
我慢を解き放すことが大切。
深い呼吸をしながら上半身のの緊張をやわらげましょう。
肩甲骨の周囲のマッサージが効果あり。
腎臓型鼻炎
症状 連続したくしゃみ
鼻粘膜が肥厚し、熱をもったような鼻づまりで、頭痛も伴う
背中の下半分から腰回りかけて緊張感がある。
対応策 腎臓の症状が示す心の状態は、恐れや不安
腎臓のあたりをやさしくマッサージしましょう
胃腸・肝臓型鼻炎
症状 目の痒みがひどく、口や耳の中も痒い
肌のアレルギー症状もあり
対応策 肝臓の代謝能力をさまたげるのは焦りや欲求不満、そして過食 。
弱った肝臓は胃腸に助けのサインを送り、肝臓が処理しにくい物質に対して胃腸の
粘膜 肥厚させるというアレルギー反応を起こさせます。その反応が鼻粘膜にまで
及んできます。
焦りの原因と向き合いつつ、ゆっくりと噛む習慣を心がけましょう