久しぶりにとべ動物園のピースの姿をテレビで見ました。
とても穏やかな顔をしていました。
母親の育児放棄により、人間の手で育てられたピース。
もうすぐ無事に10才の誕生日を迎えるそうです。
無事にといっても育児記録を見ている私たちはただ
かわいい!のひと言につきますが、動物園の方達は
初めての経験に日々緊張の連続で、ご苦労は並大抵の
ことではなかったことでしよう。
10年を振り返ってお話になられた飼育係、高市さんの
お言葉が胸に沁みました。
本来野生の生き物ではあっても、人間の手がかかって
いるからにはその間を計りながらお世話をなさる必要が
あったとのこと。どんなことをすれば喜び、どんなことを
すれば本能に触れて怒らしてしまうか、寄り添いながら
見極められたようです。ピースを育てながらご自身が
教わることが多かったとも述べていらっしゃいました。
人間が立てた計画に沿ってではなく、あくまでピースの
声を聴きながら… この言葉はアロマテラピーにも
繋がる大切な要素です。ひとりひとりは独自の存在であり
故に必要な処方箋を見いだす力が必要とはマルグリット・
モーリーさんのお教えです。遊香舎へアロマテラピーを
求めておいでになる方々の要望から私もお伝えすることを
考えさせていただいております。