イエスさま誕生の際、東方の3博士が贈り物としたものが、
乳香(フランキンセンス)、没薬(ミルラ)、そして黄金
であるということはよく知られているお話です。
フランキンセンスとミルラはともに抗菌と鎮静の作用を
もつ精油ですが、ひょっとして黄金の魔力を鎮める意味も
あって一緒に贈られたのでしょうか。
経済的に厳しい歳の瀬ですが、黄金の魔力に取り憑かれた
人間の目を覚ますための試練とみれば、これも天が与えた
贈り物に思えます。
オマーン国では人々が集まると必ずフランキンセンスを
焚いた香炉を廻す光景を、テレビ放送で見かけたことが
あります。きっと穏やかに、和やかに会話を交わすための
工夫なのでしょう。
見習って精油の力を借り、明るい明日が来ることを祈り、
真の幸福になるための知恵をしぼりましょう。