大きな株になるわりには花はかわいい大きさです。
葉にさわるとさわやかな甘い香りがし、これが
ゼラニウムの精油の香りです。
4、5年育てていた株が昨年突然枯れてしまい、がっかり
していたのですが、矢掛町の園芸店で見つけ、鉢で育てて
います。
この品種が出回り出したときは蚊除けの草としても宣伝されて
おりましたが、ケモタイプ精油辞典を見てその意味を理解する
こととなりました。
主要成分のモノテルペンアルコール類の芳香分子、リナロール、
ゲラニオール、シトロネロールはばらの精油の主成分と共通
しているため甘い香りがするそうです。
シトロネロールには蚊の忌避作用が、ゲラニオールには
皮膚弾力回復作用が、リナロールには鎮静、抗不安作用が
あります。
またエステル類には神経バランス回復作用もありで、この精油
は女性にとってありがたい味方です。ファンが多いのもうなずけ
ますね。
広い庭をお持ちの方は地植えになさって大株を楽しまれてみては
いかがでしょう。
下の写真はイングリッシュゼラニウム。香りはありませんが
長い枝の先に赤ワイン色の小さな花を次々咲かせて目を
楽しませてくれます。