明治39(1905)年7月1日、倉敷教会の設立総会が
倉敷市本町・高橋士郎氏持家にて開かれ、教会の歴史が
始まりました。
それを記念し去る7月6日、現在は尾原屋洋品店となって
おります場所で[倉敷教会 創立の碑]が設置されました。
25名の会員の中には石井十次氏の博愛精神に影響を
受けた林源十郎氏〔林薬品(現エバルス)創立者〕、
大原孫三郎氏、1910年から初代町長を務めた木村和吉氏、
日本女子大の学長を務めた大橋広さん、そして初代オルガン
奏者の大橋朝野さん方がいらっしゃったそうです。
木村和吉氏は明治11年(1878年)倉敷地方で初めて
キリスト教の話を聞かれた方だそうです。
大正11(1922)年、鶴形の地に建築家西村伊作氏に
より教会堂が建てられ現在に至っております。
ほんの百年ほど前新しい文化を取り入れようと多くの人の
パイオニア精神にあふれていた倉敷の地に今暮らしている
ことに感謝しております。
美観地区を訪れた際には立ち寄って、百年前に想いを
馳せてみてくださいませ。
因みに高橋士郎なる人物は母方の祖父にあたります。