哲多町にある松本家具研究所を訪ねました。
松本行史さん、貴子さんご夫妻とはふしぎな出会い
でして、昨年春〔ギャラリー十露〕さんで井上康子先生と
一緒に偶然ことばを交わし、哲多町で家具制作に励んで
いらっしゃる旨をうかがい、秋には〔宝しぶ染め展〕にて
お互いお手伝いスタッフとして再会しました。
お住まい拝見と一鴻くんに会いたくて出かけたのですが、
期待どおり玄関からギャラリーという雰囲気で落ち着いた
作品がお部屋にしっくりとけ込んでおりました。
一鴻くんは終始ごきげんで、お二人がとても慈しんで
いらっしゃる様子がうかがえるかわいい坊やです。
〔第82回国展〕の入選作品〔欅拭漆文机〕は美術館展示中
でお目にはかかれませんでした。またの日を楽しみに…
今取り組んでいる書(私の名前の由来にもなっている聖書
の一章)をいれる額をお願いしましたが、誠実なお人柄から
できあがる作品にふさわしいものになるよう稽古に精出し
ましょう。
作品にはお人柄がしのばれます。良い作品をみせていただくと
トリートメントもやはり手になるものゆえ心せねばと気を
ひきしめられる心地がいたします。
松本さん制作の額に三宅佳峰先生の書