少し前ですが、NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀という番組でお見かけした
阿部 佳さんのお仕事振りに心ひかれました。

東京六本木のとあるホテルで、主に外国からお見えになったお客様の観光相談に
もてなしの心どこまでも という姿勢で日々対応していらっしゃいます。

会話の中で言葉だけではなく、表情の中に微妙な変化を観察し、隠された真意を
つかみ取る。 あるいはイエス・ノーで答えられない質問をなげかけ、相手に多くの
想いを語らせるなど,できるだけ相手に近づき希望をかなえて差し上げる態度に
改めて私たちも人と接する時にはいつもそうでなくてはならないのではと気づかされる
思いでした。

お買いものにしろ、どこかの窓口で尋ねることがあっても、どこか事務的なやりとりを
経験することがあります。  こちらから優しい問いかけをすることが必要なのかなとも
考えました。

同じ番組でもうお一人優しい方をみました。ファンドマネージャーの新井 和宏さんです。
投資家から託されたお金を株式に回し、増やすという仕事の中で一番重要なのは
投資先の選定です。 

社会的に意義があり、その事業に心から共感できること。
そして環境に配慮しながら高品質の物を作り続ける姿勢をもつ会社であることを
基準に選定されているように思えました。

かつては銀行がリスクを冒して小さな企業に融資をし、育てあげる姿勢が見られた
とのこと。それがあるべき金融の姿ではないかともおっしゃっていました。
まさにお金のコンシェルジュといった方でしょうか。

どこまでも謙虚に、誰よりも強く思い、日々の努力を積み重ねる。
こういった考え方をお持ちの方であれば託してみたいと思いました。お金があればの
ことですが。