ナードアロマテラピー協会の会誌vol.115の掲載記事より。
蓼科ハーバルノートの主宰者萩尾 エリ子さんのお言葉を一部ご紹介します。

  手を温められた人は心が温かくなり、人に優しくなるといいます。
  静かに撫でられた皮膚は、自分が自分であること、今ここに在ることを
  しっかりと思い出すのでしょう。
  皮膚は他と自分を分ける境界線です。この線が強すぎても薄くても辛くなるでしょう。
  無遠慮にずかずかと踏み込むことなく、そっと静かにこの境に触れることのできる
  手があればと思います。    

アロマトリートメントを行う際に根本に心がけるべきことが萩尾さんならではの
優しい言葉で表現されています。もう充分その手はお持ちなのでこのお言葉と
なったのでしょう。  人と人との間合いもこうでなくてはと深く考えさせられました。

学生時代にボランティアとは自立のための手助けであると教えられました。
6月より岡山市のある病院の緩和ケア病棟にてアロマトリートメント活動に
参加することになりましたが、この言葉を心にきざみながら私の手助けが
お役に立てばと願っております。